三和一善 | 設立3年目で資金調達を実現したシナジック の三和一善 氏とチャールズリム氏 その理由とポイントとは (第一回)

—-シナジック 社が資金調達をした目的を教えてください。

三和:これまでは資金調達の必要がなかったのですが、サンフランシスコやシカゴなどのカンファレンスやピッチなどで露出したことや、最近のリモートワークなどの流れもあってか、特にこの半年ほど、顧客からの問合せが急激に増えてきたことと、立ち上げてから3年目に入り、真剣に将来の成長計画をしたこともあり、調達を考えるようになりました。
自己資金も考えたのですが、所謂ハンズオンの資金が入ると、鬱陶しさもありますが、やはり手っ取り早く優秀な人材の獲得や、サポートによってダイナミックな活動ができるようになりますので。三和一善
リム:これまで調達した資金は、主に人材の獲得と成長のために活用しています。
当社はこの半年ほどで急成長していることに加えて不足がちな採用に注力しています。米国では、従業員が会社に所属する意識は低いですので、長く働いていただくにはやはりそれなりの整備が必要になりますし、事業の性質上、育成に関するための資金は大きくなります。

—- 今回、2回にわたって$5,000,000の資金調達を実現されました。

三和:やはり成長の速度が早いということがあるかもしれませんが、逆に言えばそれがリスクでもあるわけですが、瞬間的にヒットする打ち上げ花火のようなモデルではなくて、ある程度長期の計画を持っているところも評価されているのだと思います。あとは初年度から利益を出せていることがあるのではないでしょうか。

—- 資金調達で一番大事なことはなんでしょうか?

三和:場合によると思いますが、米国の場合は事業計画も大切ですが、それよりも事業の進捗具合や、利益が確保できているか、あと最も見られるのはスタッフの質かもしれません。
最初の調達の時は、交渉をしていた相手ではなく、別の会社からの提案を受けて実現しました。当社のようなモデルの会社は数多く存在するはずですが、バーチャルだけでなく、対面でサポートできる会社は限られており、当社に声が掛かった理由は、採用から育成までのサポートができている部分と、顧客からの反応や、おそらく当社の調達担当者の知名度も大きかったんではないでしょうか。
  

Comments

Popular posts from this blog

デュアルエンロールメントの概要

大学のアドミッションの概要

Big Data and The Retail Industry