三和一善 | 設立3年目で資金調達を実現したシナジック の三和一善 氏とチャールズリム氏 その理由とポイントとは (第二回)


—- 資金調達で一番大事なことはなんでしょうか?

リム:当社にアプローチをしてきた会社は主にスタートアップ向けで、サポートを送り込む能力のあるファンドや、同業で、大規模な顧客を持った会社です。同業からのアプローチの理由は、小規模から中規模の顧客マーケットを広げたい会社や、やはりロサンゼルスという大規模な商圏で拡大したいという理由からだと思います。
金融機関からのアプローチもありましたが、お断りしました。自分のポケットマネーを稼ぐためのマイビジネスなら別ですが、他人の資金が入る事業をするなら、真剣に成長を望むパートナーと組むべきという代表の三和の考えです。何も死ぬまで、この会社を経営できるはずもありませんし、成長をして、時期が来ればマネジメントをリフレッシュしないと会社の成長が止まってしまいますので、今のうちから次のマネジメント候補を獲得しておくのも、私たちの重要な仕事です。三和一善

三和:重要なポイントとしては、ちゃんと利益が出ているか、売上が伸びているか、という基本的なことはしっかり見られるので、事業計画に関しては、丁寧に説明する必要があります。
また、実現可能性に関しては突っ込まれますので、資料は準備すべきです。当社の場合は、利益・売上が出ていることを評価されたのだと思いますが、前提としては、計画がしっかりとしているか、実現性があるか、一般的にアメリカは日本の企業よりAPARを抱えている会社が多いようですし、ARが回収しきれないといった事態も発生します。そのあたりも踏まえて、ある程度フィルターをかける能力があるかなど、会社のリスクに関する姿勢も大きな要素であるようです。

リム:しかし最終的にはスタッフの質であり、経営者が熱いかどうかです。出資する会社は数字だけを見ているわけではありませんし、事業計画をどれだけ説明しても、スタッフや経営者に気概がなければ難しいはずです。現在、当社の力だけではなく、様々な要素が組み合って急成長していますが、しっかりと会社がこの成長に追いつくことと、いづれ来る低迷する時に備えながら、新たな計画を作っていきたいと思っています。現在は、人材が不足がちで、土日もインタビューに明け暮れています。一緒に成長できるメンバーが来てくれることを望んでいます。

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